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良くも悪くも、リサイクル活動は現代社会に定着してきています。今では多くの人々が、何がリサイクルできて何ができないのか、大体のところを理解しているでしょう。個人でも大きな貢献はできますが、最大の原因は、廃棄物を大量に出すのにリサイクルをしようとしない企業や組織です。 

そこで私たちは、カジノ施設がリサイクルをしているかどうか調査しようと思い立ちました。カジノは通常、数エーカーの広大な土地に建ち、遊園地やホテルを併設していることも多いため、大量の廃棄物を出しているのではないかと予想したのです。 

カジノのリサイクルの歴史  

最初にリサイクル活動を開始したのは、ラスベガスのカジノでした。調査の結果からいうと、カジノ店舗は、世界環境を守るためにできること全てを実行し、できる限り環境に配慮していました。そんなラスベガスのカジノは、2010年に大きく発展して以来、繁栄の一途をたどっています。 

スロットやブラックジャックといったゲームをしにカジノを訪れる時は、こういったゲーム形態は、環境にやさしいとは言えないと考える人がいるでしょう。しかし今では、多くのギャンブル施設がガラスや紙といった廃棄物による二酸化炭素の排出量を最小限に抑えるために、様々な取り組みをしています。ここ数年、カジノは環境に配慮し、環境のために出来る限りのことをしようと努力しているのです。

ラスベガスのカジノでは、食用油、段ボール、アルミ、ガラス、プラスチックなど、あらゆるものがリサイクルされています。90年代初頭にR.C Farm社がミラージュ、ベラージオ、MGMグランドホテルのカジノに廃棄物をリサイクルするよう依頼したのが始まりでした。 

このプログラムは非常に効果的だと判明し、その後も拡大を続けました。2006年にはMGMミラージュとマンダレイ・グループが合併後にDavisonというエネルギー環境サービスの提供会社を設立しました。この会社は天然資源保全、廃棄物管理、開発、建設設計、通信&アウトリーチ、持続可能なサプライチェーン管理という5つの主要目標を重点的に取り組んでいます。 

ラスベガスのカジノはある種の革命を起こし、それを世界中のあらゆるカジノに派生させたと言えるでしょう。突然、誰もが二酸化炭素排出量の削減に取り組むようになったのです。ただし、環境活動が拡大したとはいえ、各カジノ施設は新ルールを導入し、従業員に対して廃棄物処理手順の教育を実施すべきでしょう。 

カジノは紙のゴミを最小限に抑え、リサイクルに力をいれるためにもっと段階を踏まなければなりません。例えば、カジノ経営陣は、二酸化炭素排出量の削減に関する教育をゲストやスタッフに徹底する必要があります。また、ポーカー、スロットマシン、ブラックジャックなどのゲームをより環境に優しいものに変えていかなければなりません。

廃棄物を利益に変える? 

2018年、シルバーセブンズホテルは二酸化炭素排出量を最小限に抑え、約111トンの廃棄物をリサイクルする方法を編み出しました。この方法により、同ホテルは年間約25,000ドルを節約できるようになったそう。当初は、試験的なプログラムという位置付けだったこのプロジェクトは、大成功を収めたために継続して適用されることが決定しました。  

同ホテルは、ホテル業界と提携している地元の廃棄物管理会社に依頼し、アルミ、ブリキ、プラスチック、ガラス用の分別ごみ箱を作ってもらっています。